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安いランニングシューズと高いシューズ、何が違うの?

    更新  2016年08月11日  -

同じものなら、安い方がいい。高いだけの価値があるのなら、その価値を教えて欲しい。良く知らないものを買う時、選ぶときにはそう思いませんか?ランニングシューズの場合、どうなんでしょう。

ランニング・ジョギングを始めるなら、まずは靴を専門の物を使用する。怪我や故障を防止するためです。初心者用のランニングシューズだけでも高い靴と安い靴は5~10倍倍程度の値段の差があります。何が違いどんな効果があるのかが、実感がないまま選ぶということになります。

mizunoやasicsを例に話を進めます。だけど、どのメーカーにも共通した話です。

まず、ランニングシューズに必要な機能があり、その機能を実現するための、各社の技術があります。どんな、機能が必要なのでしょう?

ランニングシューズの主な機能

  • クッション性(体重の3倍の衝撃を和らげる)
  • 軽量性(軽い)
  • 安定性(ぐらぐらしない)
  • 耐久性(長持ち)
  • フィット性(足に密着)
  • グリップ性(蹴る力を逃さない)
  • 屈曲性(足の動きに合わせて曲がる)
  • 通気性(靴ずれやマメの原因となる熱や湿気をこもらせない)

クッションと安定性は両立が難しい。クッション性と軽量性も両立しがたい。軽量性と耐久性も両立しにくそう。ランニングシューズで欲しい機能は、上記全部。だけど、トレードオフの関係にある機能もあるので、バランスを取る必要がある。全部実現するのは高い靴でも無理。どの機能を重視するべきなのでしょう?

初心者向きの靴の役割

使用目的や条件に合わせてどこを重視するのかを決めます。初心者の場合には、クッション性を重視しケガや故障をしない靴をお勧めされます。

初心者になぜクッション性の高い靴がよいのでしょうか。

走るとカカトや膝に体重の3倍の衝撃がかかります。初心者は走る為の筋肉ができておらず、衝撃を和らげる体の使い方をマスターしていません。ランニングシューズのクッションが衝撃を緩和してくれないと、カカトや膝への衝撃で痛くて走れません。さらに、腰まで痛めてしまいます。そのため、重くなってもクッション性を大事に考えます。

体験談ですが、定期健康診断で心臓が引っかかり病院で本格検査となった事があります。その時、心臓に負荷を掛けながら心電図を取るという検査を受けました。踏み台昇降運動で負荷が掛らなく(心拍数があがらない)、トレッドミル(回転するローラーの上を走るランニングマシーン)で走ってもらいますとなりました。最初は歩くことから始め、速度と傾斜角を上げていき心拍数がちゃんと上がるのか見ますとなったのです。

始めてみると「はだし」でした。歩くだけでは心拍数は上がらず、歩くにはきつい速度となり、走りかけたのですがカカトや膝が痛くて走れないのです。ジョギングほどのスピードも出ていませんでしたが、早歩きで必死でした。検査師は「走ってもいいですよ」とおっしゃるのですが、走れませんでした。歩いても走ってもカカト着地です。両足が離れる瞬間があるか無いかの差で衝撃がカカトを直撃します。とてもじゃないけど、走れない。走らすなら靴履かせてよと思いました。

結果はスポーツ心臓のように標準よりゆっくりというだけで負荷がかかると心臓が反応しているということで異常なしでした。ランニングシューズのクッションの役割について切実に体感した検査でもありました。靴なしでは30秒も走れなかったのです。

心臓がゆっくりになるくらいですから全く足ができていないというわけではないと思います。軽ーく走るだけで走り慣れている私にも裸足では走れないほど衝撃がカカトと膝にくる。ランニングシューズを履くだけで苦もなく走れるのですから、クッションの役割は大きいです。

安い靴と高い靴の機能の違い

クッション性は初心者向きの靴には必ず配慮がされています。安物でも初心者用のランニングシューズにはそれなりのクッション性はあるのです。それなりのクッションでいい人には安い靴で問題ないのです。が、しっかりクッションが欲しい場合にはクッションが災いしてぐらつき不安定になります。ふかふかのマットの上を長距離走れませんよね。

クッション性が高いということは靴に厚みがあり衝撃を緩和するということです。重い靴、安定性にかけるランニングシューズになりがちです。走るのにぐらぐらしていたのでは、走りにくいし逆に足を痛めてしまいます。安定性は初心者用のランニングシューズに求められるもう一つの大きな条件となってきます。

安い靴はクッション性はありますが安定性の両立はあまりなされていないです。体重が重たくなければ靴のクッション性は過度に高くなくてよく、クッション性が低いなら安定性もさほど損なわれていない靴が安い靴で充分です。安定性に問題がでない程度のクッション性で問題のない人なら、問題なく走れる靴となります。

体重が重い方は足にかかる衝撃も強くなります。この場合の体重の重い方は、太っているという意味ではありません。背が高くやせ形でも、体重が80kgあれば安いランニングシューズでは走らないでください。体重のある方が安全にジョギングを行うためにはよりクッション性が必要となります。クッション性が高くなると安定性が損なわれてしまう。そこでクッション性と安定性の両立に技術が必要となってきます。各社いろいろな技術で両立を図っています。その技術や手間が値段の高さになってしまっているのです。

また、長距離を走る方にも安い靴はお勧めできません。5km・10kmではなく、ハーフマラソンやマラソンを走る方には体重が軽くてもクッションに富み安定性にもすぐれた靴、高機能な靴をお勧めします。

靴についている機能

ランニングシューズを四方八方からみると、いろいろなマークがついています。

mizuno なら靴の名前のマーク、靴底にはx10、mizuno wave、側面には4ic、smothRide等など
asicsならAHAR、solyle、gel、IGS、dynamic dumax等など

これらは、技術や素材のロゴのようです。初心者用の高い靴は沢山ついていて安い靴はあまりついてない。

初心者用の靴は特に技術が盛りだくさんです。初心者はそれだけサポートを受ける必要があるのでしょう。

外見でもわかる靴の作りの違い

他の機能は置いておいて、クッション性と安定性に着目します。

安いランニングシューズ

MIZUNO(ミズノ)【K1GA1600】ユニセックス ランニング シューズ マキシマイザー 18

クッション部分

MIZUNO(ミズノ)【K1GA1600】ユニセックス ランニング シューズ マキシマイザー 18

ミズノ

まずはミズノの安いランニングシューズ、マキシマイザーを見てみましょう。

クッション部分は白い部分がミッドソウル、黒い部分がアウトソウルです。ミッドソウルは単一素材でできています。材質がクッション性を決めているようです。

単一素材はふかふかだけど安定性は良くというい具合にはいかない。ふかふかだと大きく沈み込む部分とそうでない部分ができます。足がぐにゃぐにゃするプレートの上に着地する事になるので、あまりクッション性を高めることができない。

[アシックス] asics ランニングシューズ JOG 100
[アシックス] asics ランニングシューズ JOG 100

アシックス

アシックスの安い鉄板ランニングシューズ jog100も上述のマキシマイザーとよく似ています。

やはりミッドソウルは単一材質で、アウトソールも靴底全体を覆っている形。

コストを抑えて作られたランニングシューズの形です。クッション素材のショック吸収率と安定性が反比例する形ではあります。そこそこのクッション性で問題ないつまり体重の重くないジョガーが履く場合、足にあっていれば初めての1足として問題はありません。過度のクッション性が必要でなければ、安定性も過度に損なわれる事がないからです。

が、そこそこのクッション性ではダメな体重の場合には選ぶべき靴ではありません。平均体重よりかなり重めの方は、もう少しいい靴を選んでください。身長が高いから重い場合も含みます。靴は全身の体重が掛ります。身長は関係ありません。60kgは60kg、150cmでも180cmでも靴としては変わらない。この場合のいい靴とは、しっかりとしたクッション性とともに安定性もある靴の事です。ジョギングやランニングで足にかかる衝撃は、1歩毎に体重の2倍~3倍と言われています。足・膝・腰を守ってくれるようにもう少し作りこまれた靴を選択してください。

普通の初心者向きランニングシューズ

ミズノ

初心者にお勧めされている普通のランニングシューズ、mizunoならウエーブライダー。まず、上述の安い靴では1色だったクッション部分が、にぎやかになっています。

これは、ミズノウエーブという機能です。波型になった白い部分が着地の衝撃を吸収します。局所的に大きく変形する事を防ぎぐことにより、着地のグラつきを防ぎます。着地時の足の動きで内側や外側に足首がぶれることを抑制しています。

1枚の平らな板より凹凸のある波板の方が同じ素材なら形を保つ事に強いことは、ペットボトルなどの凸凹など工業製品でもよく利用されています。

クッションとクッションの間に波型のプレートを挟むことで衝撃の緩和にすぐれた靴を実現しています。衝撃がかかった時に衝撃のかかった場所だけで負荷を受けるのではなく波型プレートにより衝撃をソール全体に分散します。

また、安定性も波型の方が形状を保ちやすく着地時にカカトが内側や外側に倒れこむのを阻みます。 ウェーブライダーに限らずmizunoのウエーブ×××という製品に使われている技術です。mizunoウエーブは向こう側に箸を通せるほど開いている場合と、他の素材が入っていて貫通していない場合があります。

靴底をみても、ロゴが4つ見えます。また、靴底もいくつものパーツに別れていて走りやすい工夫がされています。

履いてみるとウエーブライダーはクッション性と安定性の他に、反発力もあります。着地した足を跳ね返すような感覚があり、脚が勝手に前へ前へと弾むようで楽しくなり私は好きです。このあたりは好みが分かれると思います。

安い1枚のプレートのものより加工に手間が掛るのはわかると思います。設備投資や人件費が掛る。また、技術には開発に費用が掛る、価格も上がってしまうのは仕方ない事です。

かなり体格のいい方、マッチョの方にはウェーブの大きな物が用意されています(WAVE PROPHECY等)。安い靴なら5足買えてしまうお値段。ドクター中松のピョンピョンシューズを思い出すくらい、ミズノウェーブが大きい。そして、カカトから足指の付け根あたりまでと使用範囲が大きい。

大きな衝撃には大きく衝撃吸収し小さな衝撃には小さく衝撃吸収するので、無駄にクッションがよくふわふわするというわけではありません。だけど、標準的な体格の方にはオーバースペックです。靴が重くなり、足への負担が増します。クッションが良ければなんでもいいというわけにはいかないのです。

アシックス

[アシックス] asics ランニングシューズ GEL-KAYANO 22 TJG936 0790 (フラッシュイエロー/ブラック/26.5)

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asicsならゲルカヤノが定番です。ゲルカヤノはクッション性がどうしても必要な方にはまず名前があがる靴となっています。ゲルはasicsの開発したゲル状の衝撃吸収材の名前、カヤノは開発者「萱野」氏。この靴の特徴はゲルを広範囲に利用している事。

まず、ゲルの説明なのですが良くわかりませんでした。公式ページでも詳しい説明がない。ゼリーのようなちょっと半透明なイメージで、押すとプニプニしている謎の物体。

衝撃緩和能力の評判はいいです。ゲルは衝撃を吸収するのが特徴で、他メーカーのクッション材よりへたり難いと言われています。着地した時に少し沈み込む感覚がありクッションで衝撃を吸収して沈む感じで、足や膝への衝撃は感じません。ゲルカヤノは体重のある方にはお勧め靴となります。それよりももっと衝撃吸収を求めるなら、ニンバスがより多くのゲルを使っているそうです。

ゲルカヤノは膝などの着地衝撃を減らし、初心者が長距離を走っても足に来ない。安全は続ける第一条件なので、スタート時に体重がある方には第1候補となる靴です。反面、靴が若干重く反発力がない。クッション性に優れているが故に実際に履いてみるとカカトが沈み込む感じがします。好みによっては楽しくないと感じる事もあります。

asicsの場合にも、安価な靴よりはるかに技術が盛り込まれているのが分かると思います。mizunoと同じく設備投資や人件費が掛る。また、技術には開発に費用が掛る、価格も上がってしまうのは仕方ない事です。

 

もう何年も走っているけど安い靴で充分という方も沢山おられます。安い靴からちょっといい靴に変えたら違いにびっくり、走る事が楽しくなったという方もおられます。初めっから店員に奨められていい靴を履いているから安い靴との違いはわからないという方もおられます。ランニングは思い立ったが吉日です。靴を迷っているうちに走る気持ちが無くならないうちに、買ってください。検討を始めると情報過多で決められなくなります。そして折角の走る気がどこかへ行ってしまいます。

ベストな靴を捜し求めるよりランニング始めることが大事。履いている人の感覚も重要な要素。ランニングシューズは消耗品です。走りながら好みのシューズを見つけてください。沢山の靴で走っていると自分の好みが見えてきます。

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参考リンク

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